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日本全国縦横無断に運行している路線バス。
その中でも、路線距離ランキングで5本の指に入る沿岸バス「豊富留萌線」(旧国鉄羽幌線代替バス)を、今回と次回の2回に渡って取り上げます。(写真はイメージです。)

沿岸バス「豊富留萌線」 1403 本社ターミナルにて

実は、沿岸バス「豊富留萌線」については、2013年6月と2015年3月に取り上げたことがありました。

『沿岸バス「豊富留萌線」(豊富~羽幌間)乗車記』はこちらから。(2013年6月紹介分)
『沿岸バス「豊富留萌線」最新型車両を見てみる』はこちらから。(2015年3月紹介分)

今回、何故この路線を三度紹介することになったのか・・・
一つは、この路線の留萌側(留萌十字街~羽幌本社ターミナル間)が未乗車であったということ。
この区間については、都市間バス「特急はぼろ号」(札幌~留萌・羽幌・豊富)で何度も通過しているですが、こと「豊富留萌線」でということになると、実はこれまで未乗車区間であったのです。
長大路線バスが多い北海道、「やはりこれは全線通して乗車して改めて状況を見ておくべきなのでは・・・」という思いから、今回改めて全線乗車することにしました。
そしてもう一つ、これは個人的理由なのですが、昨年夏に購入した沿岸バス「萌えっ子フリーきっぷ」第7シーズンの1日券が未使用の状態で残っていたのです。
沿岸バス 萌えっ子フリーきっぷ第7ーズン 一日券B
しかも、使用期限を見てみると・・・2016年4月末日ではありませんか。
「萌えっ子フリーきっぷの消化もしなければいけないなあ」ということで、殆ど個人的理由で先日の休みを利用して現地へ向かうことにしたのです。(笑)

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2015年10月のダイヤ改正でシンプルに分かりやすく

ここで、改めて沿岸バス「豊富留萌線」について紹介しましょう。
沿岸バス「豊富留萌線」は豊富町より幌延町・天塩町・初山別村・羽幌町・苫前町・小平町を経て留萌市までの日本海沿いに位置する1市7町村を結ぶローカル路線バスです。
総路線距離数は164.5km(沿岸バス公式サイトより)。
奈良交通「八木新宮線」、阿寒バス「釧路羅臼線」、宗谷バスの「天北宗谷岬線」(稚内駅前ターミナル – 音威子府、旧JR北海道天北線代替バス)と並ぶ、全国有数の長大路線バスとしても知られています。
かつては羽幌や遠別で系統が分割されていましたが、1987年の国鉄羽幌線廃止に伴う代替バス運行時に系統を統合しています。
メインの系統は「豊富~天塩~遠別~羽幌~小平~留萌」を結ぶ系統。
全線通し乗車ですと、約4時間かかります。
この他に、区間便として「幌延~留萌」系統や「留萌~羽幌」系統、「留萌~初山別(北原野)」系統「豊富~羽幌」系統が運行されている他、かつての「快速旭川~留萌~幌延線」から引き継ぐ「快速留萌~幌延」系統も運行されています。
以前は「留萌~小平」系統も設定されていましたが、2015年10月実施のダイヤ改正で一部系統が廃止された他、運行形態、運行経路を利用実態に合わせて”シンプルで分かりやすくする”見直しも行っています。
この路線もご多分に漏れず、生活交通路線の確保の目的から、国及び北海道より「生活交通路線維持費補助金」の交付を受けて運行しています。(詳しくは沿岸バス公式サイト「生活交通路線の運行について」をご覧下さい。)

長大路線にもバリアフリーの波が・・・

今回も毎度のことながら、途中の留萌までは沿岸バス「特急はぼろ号」高速道経由便を利用します。(写真の一部はイメージです。)
沿岸バス「特急はぼろ号」 ・387

沿岸バス「特急はぼろ号」 札幌駅前ーターミナル11番のりば

沿岸バス「特急はぼろ号」 ・387 札幌駅前ターミナルにて

沿岸バス「特急はぼろ号」 ・387 砂川PAにて
諸事情により留萌市中心部に乗り入れられないのが難点なのですが、JR乗り継ぎとほぼ同じ所要時間(約2時間)で札幌~留萌間をダイレクトに移動出来る魅力は大きいです。
私自身、最近の札幌~留萌間の移動は専ら沿岸バス「特急はぼろ号」を利用しています。(赤い会社の方、ごめんなさい・・・。)

札幌を10時に発車したバスは、道央自動車道~深川留萌自動車道を経由して留萌市内へ。
2時間後の12時過ぎには留萌市内に到着します。
道中、緊急の所用が入り、元川町で下車する予定が、一つ手前の東橋で下車。
所用を手早く済ませ、タクシーで「豊富留萌線」の始発地である留萌十字街へ向かいます。

留萌十字街は、銀行や留萌郵便局最寄りの停留所であり、沿岸バス留萌営業所もこのバス停の近所にあります。
留萌市役所も徒歩圏内にあり、それなりの利用があるからか、バス停前には待合室も設置されています。
沿岸バス 留萌十字街バス停 待合室

沿岸バス 留萌十字街バス停

待合室には、5月より販売が開始される「萌えっ子フリーきっぷ」第8シーズンのチラシも貼ってあります。
沿岸バス 留萌十字街バス停 待合室 萌えっ子フリーきっぷ第8シーズン チラシ その1

沿岸バス 留萌十字街バス停 待合室 萌えっ子フリーきっぷ第8シーズン チラシ その2
まさか、TOMYTEC(トミーテック)さんの「コレ子さん」を登場させるとは思いもしませんでした。

待つこと10分程で、12時40分発の「豊富留萌線」豊富駅行きバスが入線します。
来たのは、2014年冬に導入された日野ブルーリボンⅡワンステップ(QKG-KV234Q3)。
沿岸バス「豊富留萌線」 1401 留萌十字街にて
かつては郊外用観光型バスが多かった同路線も、バリアフリー化の波は着実に来ており、現在沿岸バスでは計7台のワンステップバスを「豊富留萌線」を中心に投入しています。
今後も乗り降りしやすいバスの台数を増やす予定とのことです。

残念ながら今回は車内の様子を撮影することが出来なかったのですが、車内はこの様なっておりまして、郊外型シート配列の長尺仕様になっています。(写真はイメージです。)
沿岸バス「豊富留萌線」 1401 車内

そして、沿岸バスのワンステップバスといえばこちら。
沿岸バス「豊富留萌線」 1401 運賃表 その1
一見普通のLCD運賃表なのですが・・・

沿岸バス「豊富留萌線」 1401 運賃表 その2

沿岸バス「豊富留萌線」 1401 運賃表 その3
バス発車時と降車ボタン押下時に「萌えっ子」が5秒程登場します。
今回、新Verに変わっておりました。

留萌十字街を発車したバスは、錦町で数人の乗客を乗せ留萌駅前へ。
留萌駅前では大量の乗客が乗車し、シートがほぼ埋まるほどの混雑ぶりを見せます。
五十嵐町や元川町などを経由し、2015年10月のダイヤ改正で立ち寄ることになった留萌市立病院へ。
土曜日ということもあって、この日の乗降は0でしたが、平日はそれなりの利用があるのでしょうね。

留萌市内のバス停に細かく停車後、バスは国道232号線を小平、苫前、羽幌方面へと向かいます。
沿岸バス「豊富留萌線」 1401 車窓 その1

左手には日本海の景色を堪能することが出来ます。
沿岸バス「豊富留萌線」 1401 車窓 その2

沿岸バス「豊富留萌線」 1401 車窓 その3

沿岸バス「豊富留萌線」 1401 車窓 その4
この日は生憎の天気でしたが、それでも広大の日本海の景色を見ているだけでも心が落ち着きます。

小平町内のバス停で降車扱いのため停車した後、バスはさらに北へと向かいます。
沿岸バス「豊富留萌線」 1401 車窓 その5

やがてバスは上平に到着。
ここは古丹別方面への乗り換え拠点となっており、この日も数人が下車して接続の古丹別行きバスに乗り換えていました。

更にバスは苫前町へ。
沿岸バス「豊富留萌線」 1401 車窓 その6

苫前上町で数人の乗客の入れ替えがあり、更に走りること10km弱でバスは羽幌町内へと入ります。
道立羽幌病院、羽幌高校前に立ち寄り、羽幌町中心街に入ったバスは、ほぼ定刻の14時13分に羽幌ターミナルに到着します。(写真はイメージです)
沿岸バス羽幌ターミナル
この羽幌ターミナル、元は旧国鉄羽幌線の羽幌駅があった場所で、同線廃止に伴い交付された転換交付金を使って建てられたバスターミナルであります。
1~5番ののりばを有し、沿岸バスの都市間バス、路線バスと羽幌町から受託しているスクールバスが乗り入れている他、同社の羽幌営業所も併設されています。
ここでは乗務員交代のため少々停車します。
特に案内はありませんが、運転士に申し出ればターミナルにてトイレを利用することが出来るそうです。

そして、再び羽幌町中心部へ戻ること約3分で、バスは沿岸バス本社ターミナルに到着しました。
本来であればそのまま乗り通すのでしょうが、ふと休憩したくなったということもあり、私はこちらで下車。
後続のバスに乗り換えることにしました。
沿岸バス本社ターミナル
こういった思い付きの途中下車が出来るのも、フリーきっぷならではの良さですね。

というわけで、沿岸バス「豊富留萌線」乗車記の前半として留萌→羽幌の乗車の模様をお届けしました。
とかく「特急はぼろ号」で乗り通すことが多かったこの区間ですが、留萌市側に近い区間ということもあってか、地元客の利用が根付いていることを今回改めて感じました。
全区間を乗り通しての感想は次回に書きたいと思いますが、乗客層を改めてみてみると、高校生をはじめとする学生や地元の高齢者が大半でした。
この路線に限ったことではないのですが、ローカル路線バスの厳しさを痛感するこの光景、そして地域の過疎化とそれに伴う地域公共交通の今後は・・・色々と考えさせられます。
一方で、改めてこの路線の良さと挙げるとするならば、何といっても「日本海オロロンライン」から眺める日本海の景色です。
今回は生憎の天気でしたが、5月~9月の春から秋にかけての時期は、気候も比較的安定していることから、特に夕方を走行する便は素晴らしい夕焼けを眺められることでしょう。
同じ景色でも、「ばぼろ号」から眺める景色とは少し違ったように見えました。
時の流れ方が違うというか・・・バス旅の楽しみ方として、これはこれでアリなのかなぁと思いました。
次回訪問時は、夕方の便を狙って乗車してみたいものです。

羽幌で1時間の休憩を挟み、更に北へと向かいますが・・・
この続きはまた次回といたします。

  • 乗車日:2016/04/23
  • 乗車区間:
    札幌駅前ターミナル→留萌東橋
  • 運行会社:沿岸バス
  • 車両:日野/セレガHD(ADG-RU1ESAA)
  • 年式:2005年式
  • 所属:札幌営業所
  • 社番:387

  • 乗車日:2016/04/23
  • 乗車区間:
    留萌十字街→沿岸バス本社ターミナル
  • 運行会社:沿岸バス
  • 車両:日野/ブルーリボンⅡワンステップ(QKG-KV234Q3)
  • 年式:2014年式
  • 所属:不明(留萌営業所or羽幌営業所or豊富営業所のいずれか)
  • 社番:1401

【おまけ】「特急はぼろ号」最新車両デビュー

実は訪問当日に初めて知ったのですが、この日、「特急はぼろ号」の最新車両が稼働を開始するとのことで、偶然にも運用開始初便の発車に立ち会うことが出来ました。
沿岸バス「特急はぼろ号」 ・396

沿岸バス「特急はぼろ号」 ・396 沿岸バス本社ターミナルにて その3

沿岸バス「特急はぼろ号」 ・396 沿岸バス本社ターミナルにて その4

沿岸バス「特急はぼろ号」 ・396 沿岸バス本社ターミナルにて その5

今回稼働を開始したのは、4月に導入された日野セレガHD(QTG-RU1ASCA)。
車内仕様はこれまでと同様、4列シート40人乗りのトイレ付き昼行高速仕様となっていますが、フットレスト、TV、マルチステレオが完備されている他、毛布の貸し出しサービスもあります。
2013年に導入された「萌えっ子はぼろ号」以降定番となっている萌えっ子仕様の「前方路線愛称板」ですが、今回は第5シーズンに登場した「千鳥かずも」と留萌のご当地キャラ「KAZUMOちゃん」、水着姿の「増毛 智恵理」が登場しています。
更に同社ではもう一台、三菱エアロエース(QTG-MS96VP)も導入し、遅くてもゴールデンウィークまでには稼働を開始する予定になっています。
最新車両発車後、沿岸バスの担当者と話す機会がありましたが、同社では更なる「隠し玉」(?)を用意しているとか。
沿岸バス「特急はぼろ号」の今後の動きに是非とも注目したいですね。


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自称「高速バスアドバイザー」。高速バス乗車回数900回以上(2016年12月現在)。バス・鉄道をはじめとする乗り物を追っかけて撮ったり、ブログやサイトの運営、バス関連本やネットニュースの原稿執筆、同人誌活動などを通じて、乗り物旅の素晴らしさを伝える活動を行っています。北海道札幌市在住。バスと鉄道とカレーと粉物が大好き。 [詳細]

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