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網走観光交通の都市間バス「まりも急行札幌号」

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こんにちは。ひろしプロジェクトです。
いつもこのブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。

前回このブログで、札幌市電の「雪ミク電車」2016Ver内覧会の模様をお届けしました。

札幌市電 3302号「雪ミク電車2016」 その2
前回の記事『札幌市電「雪ミク(初音ミク)電車2016」内覧会へ行ってみる』はこちらからどうぞ。)

私の場合、自宅から札幌市交通局電車事業所へ行くのに、必然的に札幌駅にて乗り換える必要があるのですが、折角だから・・・ということで、「雪ミク電車」2016Ver内覧会の会場へ向かう前に、以前から気になっているバスを見てきました。
それがこちらのバス↓です。
網走観光交通「まりも急行札幌号」 ・367 その1
網走観光交通(本社:大空町東藻琴)が運行する札幌・新千歳空港・足寄~阿寒湖間都市間バス「まりも急行札幌号」です。

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網走観光交通とは?

網走観光交通というバス会社名について、「聞いたことが無い」という方もいらっしゃるかと思いますので、「まりも急行札幌号」の概要と併せてご紹介ししましょう。
先述の通り、網走観光交通は、北海道東部の大空町東藻琴に本社を置くバス会社です。
東急グループの網走交通株式会社という社名であればご存知の方も多いかと思いますが、起源はこの網走交通株式会社という会社になります。
元々は東藻琴交通株式会社という社名でしたが、昭和30年代に網走交通株式会社に改組し、やがて東急グループ入りします。
一時期、美鉄バス(旧美唄鉄道、現在は解散)を傘下に収めるなどの動きもありましたが、2002年に網走交通は事業効率化などを目的としてバス事業を分離、網走交通バス株式会社として営業を開始します。
ところが、2009年に北海道内東急グループバス会社の株式譲渡により東急グループから離脱、ジェイ・ウィル・パートナーズ関連会社となりますが、翌年の2010年に当時の代表取締役が全株を買い戻し、商号も網走観光交通株式会社に変更、現在に至ります。
現在は企業グループには属さない独立系会社となっていますが、本社が網走交通東藻琴営業所と同居している他、同社が保有するバスの整備業務を網走交通へ委託しているなど、元の親会社である網走交通との関係は続いています。
同社の主力は貸切バス事業で、本社(大空町東藻琴)の他、札幌(北広島市)と阿寒(釧路市阿寒町阿寒湖畔)に営業所を設置していますが、一方で乗合バス事業も行っており、後程ご紹介する都市間バス「まりも急行札幌号」の他、東藻琴と網走を結ぶ「網走線」を1日5往復(土日祝日は4往復)運行しています。
かつては「網走線」の他、北見、川湯温泉方面への路線も運行していましたが、利用客の減少により廃止されています。

れっきとした乗合バス「まりも急行札幌号」

で、本題の「まりも急行札幌号」についてですが、先述の通り、同路線は札幌・新千歳空港・足寄と阿寒湖の間を結ぶ都市間バスです。
実際の運行開始日は未定ですが、阿寒湖温泉旅館組合の公式サイトや阿寒観光協会の公式サイトを見る限りでは、少なくても2015年4月時点で既に運行を行っている様です。
都市間バスとはいいつつも、起終点がホテルであることや、乗車の際の予約が提携ホテルのみでの受付になっていることから、実態は道央圏と阿寒湖の提携ホテルとを結ぶ「ホテル送迎バス」になっています。
ですがこのバス、実はれっきとした乗合バスでありまして、同社の公式サイト内「まりも急行札幌号」にも時刻・運賃・ガイドラインが掲載されている他、車体にも「路線バス」の表記がなされております。
網走観光交通「まりも急行札幌号」 ・367 その4
乗車日の5日前までに予約をしなければならないことや、運行事業者での予約を受け付けていないなど、乗車のハードルは高そうですが、「路線バス」と謳っている以上、「単なる都市間移動目的」の方も利用出来るかもしれません。

運賃は札幌・新千歳空港~阿寒湖間が片道6,000円、足寄~阿寒湖間が片道1,000円となっています。
足寄~阿寒湖間の区間利用も出来る点が特徴といったところでしょうか。

運行車両は、4列シートの貸切車両を充てています。
この日は日野セレガHDの低価格仕様「リミテッドエディション」(QRG-RU1ASCA)が充てられていました。
網走観光交通「まりも急行札幌号」 ・367 その2

網走観光交通「まりも急行札幌号」 ・367 その3

この路線の売りですが、新千歳空港から利用出来ることと、途中休憩が3回設けられていることでしょうか。
特に新千歳空港・札幌行きでは、音更帯広インター傍の「柳月スイートピアガーデン」にも停車しますので、お土産やスイーツ類の買い物時間として有効に使いたいですね。
強いてデメリットを挙げるとするならば、使用される車両でしょうか。
車両自体が12列配列の一般貸切仕様のため、多少窮屈に感じるかもしれませんが、途中休憩が3回設けられているので、実際はそれ程苦痛に感じずに済むのかもしれません。

以上、網走観光交通「まりも急行札幌号」を簡単にご紹介しましたが、同社では鶴雅グループホテルの送迎輸送や札幌・道東圏と道東地区温泉ホテル間を結ぶ宿泊者限定の無料送迎輸送を受託しており、今回ご紹介した「まりも急行札幌号」は、同社のこれまで培ったノウハウを生かした路線設定であることがいえましょう。
加えて、急増するインバウンド客への対応目的もあるのかもしれません。
とかく道央圏から阿寒湖へ交通機関で移動するとなると、釧路もしくは釧路空港で乗り換える必要があるだけに、ダイレクトで移動出来る点は評価して良いと思います。
問題はそもそもの需要があるかという点と、この路線に利用が実質ホテル利用者に限定されている点。
事業者による予約を受け付けるなど、一般利用者が利用しやすい様な環境が出来ればと思うのですが、ホテル送迎という路線自体の性格に加えて阿寒湖温泉旅館組合や阿寒観光協会が絡んでいる以上、実際は難しいのかなぁと。
この路線と阿寒湖を発着する路線バスを組み合わせれば、特に夏季は面白い観光ルートが組めるのに・・・とふと考えてしまいました。
現状では阿寒湖周辺のホテル代がそれなりにするため、おいそれ「まりも急行札幌号」に乗車・・・というわけにはいきませんが、時期を見て乗車してみたい路線ではありますね。

尚、網走観光交通「まりも急行札幌号」の詳細については、こちら↓にてご確認願います。
阿寒湖温泉送迎バス まりも急行札幌号(網走観光交通公式サイト)

網走観光交通「まりも急行札幌号」 ・367 その5


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Koji Suda(ひろしプロジェクト)

Koji Suda(ひろしプロジェクト)

自称「高速バスアドバイザー」。高速バス乗車回数900回以上(2016年12月現在)。バス・鉄道をはじめとする乗り物を追っかけて撮ったり、ブログやサイトの運営、バス関連本やネットニュースの原稿執筆、同人誌活動などを通じて、乗り物旅の素晴らしさを伝える活動を行っています。北海道札幌市在住。バスと鉄道とカレーと粉物が大好き。 [詳細]

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