宮城交通・富山地方鉄道「仙台・山形~富山・高岡線」

夜行バス

車両・路線ネタとなります。
今回ご紹介するのは、こちらの路線↓です。(写真はイメージです。)

宮城交通 夜行高速用車両 2433

富山地方鉄道 長距離高速用車両 ・703

宮城交通(本社:仙台市)と富山地方鉄道(本社:富山市)が運行する夜行高速バス「仙台・山形~富山・高岡線」です。
東北自動車道・山形自動車道・日本海東北自動車道・北陸自動車道を経由して、仙台~富山間を約8時間、仙台~高岡間を約9時間で結びます。

仙台・山形~富山・高岡線の歩み

夜行高速バス「仙台・山形~富山・高岡線」は、2008年4月に「仙台~富山線」として富山地方鉄道が単独で運行を開始しました。
東北と北陸を結ぶ夜行高速バスは、北陸鉄道が運行する仙台・山形~金沢・加賀温泉線「エトアール」がありますが、この路線は「エトアール」に続く東北~北陸間高速バスとして次第に重宝されるようになります。
開業1年後の2009年4月には宮城交通が運行に参入し、2社共同運行体制になります。
2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の影響で暫くの間運休となりますが、10日後の3月21日富山発の便より富山地方鉄道単独による隔日運行を開始します。
その後、高岡への延長や山形への乗り入れを実施、利便性の向上を図りますが、2014年3月に起きた宮城交通「エトアール」(仙台・山形~金沢・加賀温泉線)の衝突事故の影響はこの路線にも及ぶことになり、事故発生直後から約4ヶ月間、宮城交通は「仙台・山形~富山・高岡線」の運行も取り止めることになります。
そして4ヵ月後の2014年7月2日の富山発より宮城交通は運行を再開。
同時に安全対策を施した新型車両「日野セレガHD」を導入し、現在に至ります。

快適な3列独立シート車でらくらく移動

車両は、両社とも3列独立シートトイレ付き車両(28~29人乗り)を投入しています。が、運行会社によって仕様は若干異なります。

宮城交通は、先述の通り新型車両「日野セレガHD」を投入しています。
2014年3月に発生した「エトアール」の衝突事故を受けて導入され、PCS(衝突被害軽減ブレーキシステム)や車線逸脱警報装置、ドライバーモニター、車両ふらつき警報装置を搭載した、安全対策を施した車両になっています。
定員は28名で、トイレは勿論のこと、足置き台、レッグレスト、スリッパ、毛布が完備されております。(座席コンセントの有無は確認出来ておりません。)
因みに、宮城交通では夜行高速バスに運用されている全車両をこの車両に入れ替えると発表しており、現在の宮城交通が運行する夜行高速バスの運用車両は、「日野セレガHD」に統一されております。

一方の富山地方鉄道は、宮城交通とは逆にバラエティに富んでいるといって良いでしょう。
日野セレガHDの他、西日本車体工業製ボディを纏った日産スペースアロー(PKG-RA274RBN 西工02MC C-Ⅰ)や、富士重工製ボディを纏った日産スペースウィング(KL-RA552RBN)が充てられます。
富山地方鉄道「富山~仙台線」 日産スペースウィング
富士重工製スペースウィングの夜行仕様車は、全国的に見てもレア的存在の車両であるだけに、乗車出来たあなたはラッキーであるといえましょう。
定員は車両によって異なりますが、どの車両も28名または29名で、宮城交通便と同様、トイレは勿論のこと、足置き台、レッグレスト、スリッパ、毛布が完備されております。

私自身、恥ずかしながらこの路線にはまだ一度も乗車したことがありません。
しかしながら、以前から注目はしており、来年2016年夏に刊行を計画中の夜行バス乗車記本第4弾「夜行バス紀行Vol.04」で取り上げることになっております。
今のところ、何時乗車出来るかの予定は立っておりませんが、「仙台・山形~富山・高岡線」には早いうちに乗車してレポを纏めようかと考えておりますので、どうかお楽しみに。


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