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こんにちは。ひろしプロジェクトです。
いつもこのブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。

前回の記事の続きになります。
前回の記事『川崎近海汽船(シルバーフェリー)「シルバープリンセス」乗船記』はこちらからどうぞ。

八戸港フェリーターミナルからタクシーで八戸市街へ移動後、乗り鉄や乗りバスを少々楽しみ、こちらのバスターミナルへ移動します。

八戸ラピアバスターミナル その1<br />

八戸市江陽に位置する、八戸ラピアバスターミナルです。
ラピア自体は1990年に開業しましたが、バスターミナルとしては2001年に運用を開始しています。

ここからは、高速バス「うみねこ号」(仙台~八戸線)で仙台へ移動します。
今回乗車したのは、こちらの車両↓。
十和田観光電鉄「うみねこ号」 ・685

十和田観光電鉄「うみねこ号」 ・685 リア
十和田観光電鉄担当便の三菱エアロバスです。
首都圏の事業者から移籍してきた車両とのことで、外観から察するに空港リムジン用として活躍した車両なのでは?と推測されます。

と、ここで「うみねこ号」について簡単にご紹介しておきましょう。
高速バス「うみねこ号」は、1989年9月27日に宮城交通・JRバス東北・南部バス・十和田観光電鉄の4社共同で一日4往復体制で運行を開始しました。
何度かの停留所変更、予約形態の変更(予約定員制→座席指定制)等を経つつも、一日4往復体制が維持されますが、2011年3月11日の東日本大震災の発生をきっかけに、宮城交通の乗務員不足が深刻化していきます。
結局、2012年1月末日をもって宮城交通は運行を休止。
その後、仙台側の発着場所の変更、宮城交通の運行撤退・発券業務の終了を経て、現在はJRバス東北・南部バス・十和田観光電鉄が一日3往復体制で運行しています。

八戸ラピアバスターミナルの発車時刻は8時40分。
時間があったので、しばし発着するバスや待合室を見ていましたが・・・
国際興業「シリウス号」 ・835


南部バス「ウィラーエクスプレス」 ニューリラックス ・746

南部バス 八戸駅線 ・262

八戸ラピアバスターミナル その2

八戸ラピアバスターミナル その3
ピンクの「WILLER EXPRESS」が八戸ラピアに発着する姿を見るにつけ、時代の変化を改めて感じます。
待合室にWILLERの「リラックスワイド」のシートが展示されているとは思いもしませんでしたが・・・。

待合室でバスを待っていると、仙台行き「うみねこ号」が入線。
早速改札が行われます。
十和田観光電鉄「うみねこ号」 ・685 八戸ラピアバスターミナル改札中

車内はこの様になっておりまして、
十和田観光電鉄「うみねこ号」 ・685 車内
4列シート42人乗りのトイレつき昼行高速仕様となっています。
補助席も装備されているあたり、やはり前事業者では空港リムジンバスとして活躍していたのでしょうか・・・。

8時40分、定刻にバスは八戸ラピアバスターミナルを発車します。
ここから乗車したのは、私を含めて3名。
その後、本八戸駅で1名、八戸六日町で1名、八戸インターで2名が乗車し、総勢7名で一路仙台へと向かいます。
平日ということもあってか少なめですが、週末にもなると、もう少し混み合うのでしょうね。

八戸インターからは、八戸自動車道~東北自動車道を仙台宮城インターまでひた走ります。
十和田観光電鉄「うみねこ号」 ・685 高速道路を南下中
道中主だった混雑もありませんね。

10時13分、バスは1回目の休憩場所である東北自動車道岩手山サービスエリアに到着。
ここでは10分間の開放休憩が設定されています。
同時に乗務員交代も行われます。
十和田観光電鉄「うみねこ号」 ・685 岩手山SAにて

十和田観光電鉄「うみねこ号」 ・685 岩手山サービスエリアにて その2

10時23分、乗客が全員揃ったところでバスは発車。
引き続き東北自動車道をひた走ります。
10時37分、盛岡インターを通過。
ようやく行程の半分まで来ました。
そして、その約50分後の11時22分、バスは2回目の休憩場所である前沢サービスエリアに到着します。
ここでも10分間の休憩が行われます。
と同時に、乗務員もここで交代。
仙台まであと一息です。
十和田観光電鉄「うみねこ号」 ・685 前沢SAにて

11時32分、乗客が全員揃ったところで、バスは再度発車。
仙台到着まで、あと1時間半程です。

12時12分、古川インターを通過。
ようやく宮城県に入ります。
12時40分、仙台宮城インターを流出。
仙台西道路を立町トンネルランプまで走行すると、仙台中心街はすぐそこです。
そして12時57分、定刻よりも若干早く、バスは終点の仙台駅東口に到着しました。
十和田観光電鉄「うみねこ号」 ・685 仙台駅東口到着
仙台~八戸間の約4時間半のバスの旅、退屈に感じると思いきや、途中の2箇所での開放休憩が良いアクセントになっていたのか、短く感じたのは意外でした。
やはり、昼行高速バスの途中休憩の重要性を改めて実感したのでありました。
(とはいえ、シートピッチが狭い12列配列の車内で過ごす4時間半は正直きつかったです。)

というわけで、十和田観光電鉄の高速バス「うみねこ号」の乗車記をお届けしました。
この路線、実は今から約10年前に一度乗車したことがあるのですが、その時は既に八戸まで新幹線が開業していました。
当時と比較して、「うみねこ号」の現状(特に利用客数)がどうなっているのか、色々と資料を調べてみましたが、詳細は分かりませんでした。
ただ、新幹線が当時よりもスピードアップされていること、更には沿線人口の減少や東日本大震災の影響などを考慮すると、良くて横ばい状態なのかなぁという気がします。
今回は、乗車した便が閑散期平日の便ということもあり利用客が少なかったですが、週末にもなるともう少し利用者数が増えるでしょうし、繁忙期にもなると満席近くの乗車率になるでしょう。
「うみねこ号」のセールスポイントは、何といっても新幹線の約半額で移動出来る運賃です。
「急ぐ時は新幹線」「安く移動したい時は高速バス」という使い分けをしている利用者も多いのでしょうが、強いていえば運賃プラス何かセールスポイントが欲しいところです。
車内設備でも良いですし、停留所設定でも良いですし、他のサービスでも良いのですが、現状を見るに「運賃の安さ」以外のセールスポイントが弱い気がします。
何か一つでも良いので、「うみねこ号」を選んでもらえる様なセールスポイントというかインパクトが欲しい。
そんなことを思った、今回の「うみねこ号」の乗車でございました。
とはいえ、先述の通り片道4,900円という新幹線の約半額で移動出来る運賃は魅力でもあります。
「時間がかかっても良いので、出来るだけ安く移動したい」という方にはお勧めの高速バスだと私は思います。

十和田観光電鉄「うみねこ号」 ・685 側面方向幕


【乗車データ】 
  • 乗車日:2015/04/16
  • 乗車区間:
    八戸ラピアバスターミナル→仙台駅東口
  • 運行会社:十和田観光電鉄
  • 車両:三菱/エアロバス
  • 年式:不明
  • 所属:八戸営業所
  • 社番:685

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Koji Suda(ひろしプロジェクト)

Koji Suda(ひろしプロジェクト)

自称「高速バスアドバイザー」。高速バス乗車回数900回以上(2016年12月現在)。バス・鉄道をはじめとする乗り物を追っかけて撮ったり、ブログやサイトの運営、バス関連本やネットニュースの原稿執筆、同人誌活動などを通じて、乗り物旅の素晴らしさを伝える活動を行っています。北海道札幌市在住。バスと鉄道とカレーと粉物が大好き。 [詳細]

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