西日本鉄道「桜島号」昼行便乗車記

昼行高速バス,高速バス乗車記




今回ご紹介するのは、西日本鉄道の福岡~鹿児島間高速バス「桜島号」昼行便の乗車記です。
「桜島号」については、各媒体やサイト・ブログで紹介されていますので、ここでは詳細を述べませんが、今回お届けするのは2011年10月の九州遠征の際に乗車したときの模様です。

3連休で混雑 観光車による続行便も

九州新幹線「さくら547号」で鹿児島へ移動した私。
鹿児島中央駅からは鹿児島交通の路線バスで高速船ターミナルへ移動し、こちらのバス↓で福岡へ折り返しました。
西日本鉄道「桜島号」6021
西日本鉄道福岡高速自動車営業所所属の6021車、日産スペースアロー(PKG-RA274RBN 西工02MC C-Ⅰ)です。
「桜島号」は度々利用しているのですが、上りの昼行便に乗車するのは久しぶりでしょうか。

この便は続行便(西鉄観光バス担当)を従えての2台運行。
3連休ということもあって混んでいるようです。
私が乗車したのは、写真の1号車。
お馴染みの西工C-Ⅰ(日産PKG-RA274RBN)の後期型で、側面に方向幕が無いタイプです。
西日本鉄道「桜島号」6021 鹿児島高速船ターミナル改札中

車内はこの様になっております。
西日本鉄道「桜島号」6021 車内
2+1配列の3列シート29人乗り。
ゆったりとした車内です。
網棚には貸し出し用毛布が置かれています。

では、乗車時の模様を簡単にご紹介。
鹿児島高速船ターミナルで乗車したの私1人だけでしたが、天文館、鹿児島中央駅で大量の乗車があり、車内は半分以上の座席が埋まります。
暫くは少々混雑気味の鹿児島市内を走行しますが、下伊敷あたりから渋滞が発生。
どうも九州自動車道鹿児島北インター付近で交通事故があった様で、この渋滞は高速道路に乗るまで続きます。
結果、この時点で約30分程の遅れが発生。
事故渋滞であればどうしようもないですよね・・・・・。
鹿児島北インターから高速道路に入り、高速帖佐、鹿児島空港南の各停留所に停車。
この両停留所でも乗車客がそれなりにあって、結果この便は満席となります。
高速バスの利用が根付いている証拠なのでしょうね。
鹿児島空港南を発車後は、九州自動車道を福岡へ向けてひた走ります。

鹿児島を出発後、約2時間半程で、鹿児島と福岡のほぼ中間に位置する宮原サービスエリアに到着。
ここでで休憩を挟みます。
西日本鉄道「桜島号」6021 宮原SA休憩中
長時間の乗車は退屈するだけに、こういったリフレッシュ休憩は乗客にとってはありがたいものです。
バスを降りてトイレやタバコを済ませる人や買い物をする人が多く見受けられました。

休憩時間が終わり、乗務員が人数確認を終えたところで、バスは再び出発。
連休中で車の量は多いですが、渋滞している箇所は特になさそうで、思ったよりも遅れずに済みそうです。
鳥栖JCTを通過し、大宰府IC~福岡都市高速道路を通過すると、福岡市内はもうすぐそこです。
天神付近で渋滞に巻き込まれるものの、鹿児島市内で発生した遅れを若干取り戻し、定刻の約20分遅れでバスは西鉄天神バスセンターに到着しました。

九州新幹線全通後としては初めての乗車となった今回の西鉄「桜島号」。
九州新幹線と高速バス双方を比較する目的で乗車したのですが、乗車してみて思ったことは、『需要の棲み分け』が出来ているということでした。
「スピード」が売りの新幹線はビジネスマンや観光客の利用が目立ち、逆に「安さ」が売りの高速バスは地元客や鹿児島空港からの乗り換え客が多っかたように思います。
新幹線開業後の高速バス利用減少がマスコミなどで報道されましたが、私が乗車した感じでは、さほど影響を受けているようには見受けられず、むしろ「九州新幹線de高速バス割引きっぷ」の投入などで、九州新幹線と共存を図りながらも利用減を食い止めようとする施策が徐々に功を奏しているようにも見受けられました。
しかしながら、昨今の消費者の目は厳しく、『良いサービスを安く』が判断の基準になっています。
ですので、今後は新幹線・高速バス双方が現状の価格とサービスレベルをいかに維持していくかが課題だと思います。

当分の間は共存共栄の関係で進んでいくでしょうが、この関係が続くのか、それともバランスが崩れてどちらが優位に立つのか・・・・・・いずれにしろ今後に注目ですね。


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