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国際興業グループ「シリウス号」乗車記(2013年12月乗車分)

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こんにちは。ひろしプロジェクトです。
いつもこのブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。

東京と青森県八戸・十和田地区をダイレクトに結ぶ夜行高速バス「シリウス号」
かつては国際興業・JRバス関東・十和田観光電鉄・南部バスの4社が共同で運行していましたが、JRバス関東の運行撤退及び南部バスの撤退&高速ツアーバス(当時)への移行、停留所の新設、更には七戸地区への延伸など紆余曲折を経て、現在は国際興業グループと十和田観光電鉄が共同で運行しています。

今般、年末年始に急遽東京へ行くことになり、その足として「シリウス号」を利用しましたので、今回はその時の模様を簡単にご紹介します。

「シリウス号」に乗車するのは、今から約3年前の2011年春に乗車して以来2度目となります。
前回は下り便を利用しましたが、今回は上り便(東京ゆき)を選んでみました。

やって来たのは、青森県七戸町にある東北新幹線の七戸十和田駅。
「シリウス号」はこの駅の南口バス乗り場から発着します。
2年前に来たときは、道の駅「しちのへ」があるのみで『寂しい駅』というイメージしかなかったのですが、久しぶりに来て見ると、レンタカー屋があるわイオン(イオン七戸店)があるわで、駅周辺がかなり変わっていたのに驚きました。
因みに、弘南バスが運行する「えんぶり号」は、反対側の北口から発着していますのでご注意を。

20時前になると、東京ゆき「シリウス号」は乗り場に到着します。
この日は3台運行で、3台とも予約でほぼ満席とか。
年末年始ならではですねww。
私が乗車したのは1号車のこちらの車両↓。

国際興業「シリウス号」・839

国際興業「シリウス号」・839 リア

国際興業「シリウス号」・839 七戸十和田駅改札中
国際興業のいすゞガーラSHD(LKG-RU1ESBJ)です。
このご時世にスーパーハイデッカータイプの車両を導入するあたり、いかにも国際興業らしさを感じます。

車内はこの様になっておりまして・・・
国際興業「シリウス号」・839 車内

国際興業「シリウス号」・839 シート
一見普通の3列独立シート29人乗りの夜行高速仕様に見えますが、通常の3列夜行仕様車のシートよりもゆったりした「幅広シート」を採用している他、従来のフットレストを足置き台に変更したり、はたまた通路カーテンを後付するなど、細かな点において改良が施されています。
特に評価したいのは、この「幅広シート」の座り心地と可動式枕のクッション具合。
大阪バスの「東京特急ニュースター号」で採用されているシートと同型のシートを採用しているのですが、固くも無く柔らかくも無い、丁度いい塩梅の座り心地に仕上がっていると感じました。
このシートなら、U字型携帯枕は必要ないかもしれませんね。
因みに残り2台について、2号車は十和田観光電鉄の三菱エアロクイーンⅠ、3号車は国際興業のいすゞガーラⅠ(何れも3列シート車)が充てられていました。

では、乗車当日の模様を簡単にご紹介。
私を含めて4名の乗客を乗せたバスは、定刻に七戸十和田駅を発車します。
十和田観光電鉄本社前の十和田市中央で4名、北里大学前で4名を乗せたところで、乗務員から自己紹介と車内設備及び運行に関する補足説明が行われ、その後乗務員が車内を巡回して分からない点がないかを確認していきます。
「卒なく丁寧な応対」が国際興業の特徴といったところでしょうか。
その後十鉄三本木営業所で1名を乗せたあと、六戸、下田(イオンモール)と乗車扱いのための停車し、下田からは百石道路を八戸へと向います。
21時30分過ぎ、バスは八戸ラピアバスターミナルに到着。
ここでは3名が乗車し、その後六日町(コンサートホール前)で3名、八戸駅東口で3名が乗車します。
22時20分、八戸インターでこのバス最後の乗客を乗せたところで、前方のカーテンが閉められ、車内は消灯。
翌朝到着まで降りることが出来ません。
乗車前に軽く1杯飲んでいたからか、やがて眠気が襲い、シートを倒して目を瞑るといつしか夢の中へ。
バスはその間、八戸自動車道から東北自動車道へ入り、一路東京を目指します。
翌朝目が覚めたのは朝の4時半過ぎ。
上河内パーキングエリアに乗務員交代のために停車していました。
その後バスは東北自動車道・首都高速道路・明治通りを経由し、約2時間弱経過した6時30分過ぎに池袋駅東口降車場に到着しました。
ここでは約半数の乗客が下車。
更に首都高速道路を約20分程走行し、終点の東京駅日本橋口には定刻より若干早めの7時00分頃に到着しました。
国際興業「シリウス号」・839 東京駅日本橋口到着

今回約2年ぶりに「シリウス号」に乗車しましたが、まず感じたのは2年前に乗車した時と客層が変化していること。
2年前に乗車したときは、中年層の乗客が多かった記憶があるのですが、今回は若い方と女性の利用が目立ちました。
このことを知人に聞いたところ、「ウィラーさんが「シリウス号」の取扱いを始めたことが影響しているのでは?」とのことでした。
更に「シリウス号」では現在、「早売1」「直前割」という事前購入割引運賃も設定されていて、最大37%引きで利用することが出来ます。
もしかすると、これら割引運賃が新たな客層の掘り起こしに成功しているのかもしれませんね。
あと、言うまでもなく「シリウス号」のメインターゲットは八戸地区ですが、十和田・七戸地区のPR&集客も徐々に浸透している印象を受けました。
特に、北里大学前の利用者の多さには正直驚きましたね。
実際にこの日、バス停には30人近くの乗客がバスを待っていたのですが、その殆どが「シリウス号」2号車&3号車の乗客でした。
北里大学前はツアー移行組の高速乗合バスも乗り入れている筈なのですが、この地域を発着する東京方面夜行バスの中で、唯一「シリウス号」のみが3列シート車による運行ということもあってか、ツアー移行組路線との住み分けが出来ているのかもしれませんね。
更にこの路線、七戸方面へ延伸したことにより、利便性が良くなったのでは?と今回改めて思いました。
十和田市を基点に観光するのも良いですし、終点の七戸十和田駅からレンタカーで十和田湖方面へ観光することも、はたまた十和田観光電鉄の路線バスで野辺地方面へ足を伸ばすことも可能です。
更には、新幹線を利用することで、比較的混雑する東京~青森間夜行バスの代替路線としても活用することも可能になりました。

ともあれ、今回の「シリウス号」の利用で、新たな発見と「使える」路線であることを再認識した気がします。
機会があれば、また是非利用してみたいですね。
今度利用するときは下り便を十和田市中央まで乗車して、十和田観光電鉄の路線バスを一日かけてじっくり見てみたいと思います。


【乗車データ】
  • 乗車日:2013/12/30
  • 乗車区間:
    七戸十和田駅東口→東京駅日本橋口
  • 運行会社:国際興業グループ
  • 車両:いすゞ/ガーラSHD(LKG-RU1ESBJ)
  • 年式:2011年式
  • 所属:志村営業所
  • 社番:839

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Koji Suda(ひろしプロジェクト)

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自称「高速バスアドバイザー」。高速バス乗車回数900回以上(2016年12月現在)。バス・鉄道をはじめとする乗り物を追っかけて撮ったり、ブログやサイトの運営、バス関連本やネットニュースの原稿執筆、同人誌活動などを通じて、乗り物旅の素晴らしさを伝える活動を行っています。北海道札幌市在住。バスと鉄道とカレーと粉物が大好き。 [詳細]

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