産交バス「B&Sみやざき」最新車両乗車記

昼行高速バス,高速バス乗車記

一昨年2011年3月12日に九州新幹線連絡高速バスとして開業した、新八代~宮崎間高速バス「B&Sみやざき」

とかく「運賃が高い」「利用客が少ない」などと揶揄されているこの路線ですが、その「B&Sみやざき」の運行会社の一つである産交バスが、昨年2012年10月1日に新車を投入しました。
この新車については、公式HPで事前に告知され、何かと話題を集めている様なのですが、「実際のところどうなの?」ということで、昨年2012年10月上旬、直接現地へ向かい乗車して来ました。

まずは、産交バス「B&Sみやざき」最新車両の雄姿から。(写真を差し替えました。)
産交バス「B&Sみやざき」 ・990

産交バス「B&Sみやざき」 ・990

産交バス「B&Sみやざき」 ・990 宮交シティ改札中
最新型の日野セレガHD(QRG-RU1ASCA)です。
従来の九州産交グループ高速カラーを纏っていますが、今回新しく「B&Sみやざき」の専用マークと区間表示が車体に入りました。

車内はこの様になっておりまして、
産交バス「B&Sみやざき」 ・990 車内

産交バス「B&Sみやざき」 ・990 シート
4列シート36名乗りの昼行仕様となっていますが、各座席にはコンセントが完備。

そして、この車両には最近採用例が増えつつあるこちらも。↓
産交バス「B&Sみやざき」 ・990 後部ワイドトイレ その1

産交バス「B&Sみやざき」 ・990 後部ワイドトイレ その2
車内後部にワイドトイレが完備されております。
女性客には喜ばれるでしょうね。

ということで、これまで「ひのくに号」のお下がりを使用していた産交バスの「B&Sみやざき」のグレードが、一気にアップしたという訳なのです。
2時間程度の路線であれば、十分な車内装備ではないでしょうか。

では乗車当日の様子を簡単に。
今回は宮交シティ13時30分発の便に乗車しました。
ここで乗車したのは私1人で、車内には他に2名の先客が乗車していました。
定刻に宮交シティを出発後、自動音声による案内と乗務員からの補足説明があり、その後、都城北・小林インター、人吉インターで数人の乗客を乗せ、一路新八代駅へと向かいます。

移動時間の約2時間はあっという間に過ぎ、ほぼ定刻の15時30分にバスは新八代駅に到着。
大半の乗客は新幹線ホームへと向かっていました。
で、片や私はというと・・・・・
新幹線を使わずに、JR鹿児島本線の普通電車に揺られること約40分、熊本へ移動。

更にこのバス↓
西日本鉄道「ひのくに号」 6025

西日本鉄道「ひのくに号」 6025 車内
福岡~熊本間老舗高速バス「ひのくに号」(西日本鉄道担当便)で福岡へ戻りました。
こちらの方は、約半分の乗車率といったところ。
それでも区間利用があったり、高速道路上バス停で乗り降りする乗客数が結構あったりと、流石老舗高速バスと言われる所以の光景が多くありましたね。

というわけで、産交バス「B&Sみやざき」の最新車両について簡単にご紹介しましたが、所要時間2時間程度の路線で、これだけの車内装備を備えた車両を投入する九州産交グループの意気込みというのを今回感じましたね。
特に電源コンセントはビジネスマンをはじめとする乗客に喜ばれるでしょうし、ワイドトイレも特に女性客には喜ばれることでしょう。
「B&Sみやざき」に乗車するのであれば、産交バス担当便を狙って乗車するのもありかな?と思いました。
あと、この路線に関しては、いかに多くの人に知ってもらって、利用してもらうかでしょうね。
福岡~宮崎間は圧倒的に高速バスの利用客が多く、仮に新幹線+「B&Sみやざき」を利用したとしても、時間短縮効果が1時間程度であれば、直通高速バスから新幹線+「B&Sみやざき」への転移はさほど望めないでしょう。
であれば、本州への売り込みをもっと考えてもいいと思うんですよね。
旅行会社と手を組んで「B&Sみやざき」を組み込んだパック旅行を販売するとか、JR西日本・JR九州と共同で「B&Sみやざき」を組み入れた”新大阪・岡山・広島~宮崎間往復割引切符”みたいな商品を販売しても面白いのでは?
それ位やらないと、今後利用者を増やすことはなかなか難しいのではないかと。
その様なことを、移動中の車内で考えていました。

従来車両の入れ替えと「B&Sみやざき」の活性化目的で導入された今回の産交バス「B&Sみやざき」の最新車両。
2時間の移動時間を快適に過ごすことが出来ますので、機会があれば是非どうぞ。


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