西日本鉄道「島原号」乗車記

昼行高速バス,高速バス乗車記




島原半島東部に位置し、近くには温泉で有名な雲仙や22年前に大噴火を起こした雲仙普賢岳がある、長崎県島原市。
その島原市と九州最大都市福岡とを結ぶ高速バスが、西日本鉄道と島原鉄道が運行する高速バス「島原号」です。
開業は今から23年前の1990年1月27日。
高速バスの中では老舗の部類に入るかもしれませんね。
あと、この路線の変わった点として、諫早地区の発着場所が「長崎県営バス」の諫早駅前バスターミナルであるという点でしょうか。
以前は島鉄も諫早駅前にバスターミナルを所有していましたが、2007年3月末をもって廃止されたため、現在はターミナルを所有している長崎県交通局にお伺いを立てた上で、県営バスのターミナルに乗り入れています。

「島原号」にはこれまでに数回利用していますが、今回は昨年11月上旬に乗車したときの模様を簡単にご紹介します。

今回乗車したのは、西鉄天神バスセンター7時35分発の便。
こちらのバス↓の乗車しました。
西日本鉄道「島原号」 9719

西日本鉄道「島原号」 9719 西鉄天神BC改札中
西日本鉄道福岡高速自動車営業所所属(当時※)の9719号車、日産スペースアロー(PKG-RA274RBN 西工02MC C-Ⅰ)です。

外見は、「桜島号」や「フェニックス号」などで活躍している車両と同じですが、車内は違っておりまして・・・・・
西日本鉄道「島原号」 9719 車内

西日本鉄道「島原号」 9719 シート

西日本鉄道「島原号」 9719 コックピット
2+1配列の3列シートではなく、4列シート36名乗りの昼行仕様になっています。
ですが、フットレストとレッグレストが完備されている他、ビデオ放送がある関係上、各座席にはマルチステレオコントローラも備えています。
かつて3列シート車で運行されていたことを考えると、流石にサービスダウンの感は否めませんが、所要3時間程度の路線であれば、これでも十分かなぁという気はしますね。

バスは西鉄天神バスセンターで私を含む数名を乗せ出発します。
天神北ランプから福岡都市高速道路に入り、福岡空港を左手に眺めながら、バスは九州道へと入っていきます。
九州道侵入後は、筑紫野(二日市温泉入口)、高速基山で乗車扱いを済ませ、バスは鳥栖ジャンクションから長崎自動車道に入ります。
あとは、長崎自動車道を諫早インターまで進み、諫早インターからは一般道経由で諫早・愛野・島原へと向かいます。
所要時間から見て、途中休憩は?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は「島原号」には途中休憩がありまして・・・・
西日本鉄道「島原号」 9719 木場パーキングエリアにて
諫早インター手前の「木場パーキングエリア」にて5分程の休憩が設定されています。
但し、休憩時間が短いので、トイレ等所要を済ませたら、速やかにバスに戻りましょうねw。

諫早インターを降りると、10分程市内を走行し、諫早駅前にある長崎県営バス諫早ターミナルに到着します。
ここまで福岡から約2時間。
本来であれば終点の島原(島鉄バスターミナル)まで乗車したかったのですが、行程の関係から今回の乗車はここまで。
次回乗車時は、是非とも終点島原まで乗車して、ついてに島鉄の視察もしてみたいですね~。

※西日本鉄道「島原号」担当営業所についてですが、平成24年12月3日より福岡高速自動車営業所(運行を西鉄高速バス福岡支社に管理委託)から同社博多自動車営業所(自社直営)に変更されています。


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