夜行バス&鉄道ウォッチャー「ひろしプロジェクトWEB」

夜行バス&鉄道愛好歴30年以上のひろしプロジェクトが、これまで乗車してきた乗り物の乗車記や最新情報を紹介する総合サイトです。

ANA系LCC「peach」新千歳関西線に乗ってみました。

calendar

reload

こんにちは。ひろしプロジェクトです。
いつもブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。

このブログで飛行機の搭乗記を掲載するのは、恐らく今回が初めてかと思いますが、先日の関西・四国・九州遠征で「物は試しに乗ってみよう!」と、日本初の本格的LCC「peach」(ピーチ・アビエーション)を利用しましたので、その時の模様を書いてみようかと思います。

peach A320 エンジン部 関西空港にて
その前に、「peach」について簡単に紹介すると、「peach」(ピーチ・アビエーション)は、関西国際空港を拠点とする日本初のLCC会社として、全日本空輸(全日空)と香港の投資会社「ファーストイースタン・インベストメントグループ」(FE, First Eastern Investment Group)の共同事業として計画され、産業革新機構(官民出資の投資ファンド)が資本参加、誕生した会社です。
今年2012年3月1日に関西-新千歳、関西-福岡両路線が運航を開始、その後国内では長崎・鹿児島両路線を、国際線では韓国仁川の各路線を開設した他、7月には香港、9月には台北桃園線を開設する予定です。

「peach」を初めとするLCCの特徴は、何といっても運賃の安さと簡素化されたサービス。
詳細は後述しますが、一つ言えるのは、LCCを利用する際は、学校の勉強の如く『予習』が必要ですね!(これホント!!)

今回の遠征で利用したのは、新千歳12時30分発のMM104便。
LCC初体験ということもあり、普段より早く空港に到着します。

まず搭乗の際に注意しなければならないのは、搭乗カウンターの場所。
新千歳空港国内線の出発・搭乗カウンターは2階にあるのですが、「peach」だけは2階ではなく、1階到着フロアのANA団体搭乗カウンターの隣になります。(詳しくはこちら。
どういうことか・・・・・
JRや空港連絡バスで来た乗客は、建物の構造上、一旦2階に上がってから1階の「peach」搭乗カウンターで搭乗手続きを済ませた後、再度2階に上がってセキュリティチェックを受けるということになります。
peach 新千歳空港2階 搭乗カウンター案内板
足の悪い人は搭乗手続きにも一苦労ですね・・・・・。

で、こちらが搭乗カウンター。
peach 新千歳空港 搭乗カウンター
こじんまりとしたカウンターです。

自宅プリンターで印刷した予約確認表のバーコード部分を、簡易自動チェックイン機のりーダーにかざすと、この様なレシート状の搭乗券が出てきます。
peach 搭乗券
一番に下に「OOKINI!!」と印刷されるあたりが、いかにも関西らしいというか・・・・・

搭乗手続きとセキュリティチェックを済ませ、搭乗口へ向かいます。

しばらく待っていると、関西空港から来たMM103便が到着。
この飛行機が折り返しMM104便となるようです。
それにしてもピンク塗装のエアバスA320、目立ちますな~。
因みに今回「peach」が用意した機材ですが、中古や親会社からの移籍ではなく、全て新造したとか。
なかなか気合が入っています・・・・・。
peach A320

12時15分頃、機内の整備が完了したところで搭乗開始。
peach A320 新千歳空港 搭乗中

機内はこの様な感じです。
peach A320 機内
詰め込み仕様の機内となっております。
シートピッチも、正位置で着席した状態で膝がぶつかる位に狭いです。
脚が長い方や大柄な方は、シートピッチが広いストレッチシート(有料:840円)を指定することをお勧めします。

機内持ち込み手荷物があったので、早めに機内に入りますが、実はこの判断が正しかった様で、手荷物をハッチラックに収納しようとする人で機内通路は混雑し始めます。
結局この影響で離陸時間が遅れることに。
この辺もLCCならではの問題ということなんでしょうね。

定刻よりも若干遅れてMM104便はタキシングを開始。
その後10分弱で離陸します。

水平飛行に入ると、機内食「peach DELI」・機内販売がスタートするのですが、実はこれも「peach」の特徴の一つで、有料の機内食・機内販売のメニューが結構充実しているんですよね。
※機内食のメニューはこちら。
変わったところでは、機内で南海電鉄の乗車券・ラピート特急券を10%引きで販売するといったサービスも。
来年2013年3月までの期間限定らしいのですが、関西空港から南海電鉄を利用して移動される方には嬉しいサービスですね。
しかもこの日は機内食+ドリンクセットが40%引きのサービスも行っていて、多くの方が利用していました。
今回は搭乗前に食事を済ませていたので、「peach DELI」は利用しませんでしたが、次回「peach」を使うときは、是非「peach DELI」をオーダーしてみようと思います。

飛行中はこれといった大きな揺れも無く、次第に睡眠タイムへ突入(笑)。
気が付くと、神戸空港の上空を飛んでいました。
やがて着陸態勢に入り、ほぼ定刻の14時25分に関西国際空港に着陸。
着陸後は、駐機スポットまでタキシングし、こちらのバスでターミナルビル1階リムジンバス乗り場端の「peach」到着スポットへ移動します。
南海バス 日野ブルーリボンシティ peachランプバス

そして手荷物がある方は、こちらの手荷物受取所で自分の手荷物を受け取って、「peach」の旅が終了・・・・・ということになります。
peach 関西空港 手荷物受け取りスペース

以上、LCC「peach」新千歳関西線搭乗記をご紹介しました。
今回、LCC初体験ということで、搭乗前は正直「期待半分、不安半分」でしたが、実際に搭乗してみての第一印象は、「これもありなのかなぁ」というものでした。
座席が狭いのは正直堪えますが、狭いのが我慢できない方は、有料のストレッチシートを選択することである程度解決できますし、何より気に入ったのは、有料の機内食&機内販売のサービス。
「狭い機内ながらも少しでも快適に過ごしてもらおう」という「peach」側の心遣いが感じられましたね。
一方で、航空券の購入や搭乗手続き等のシステム面が独特なだけに、先述した通り「peach」を初めとするLCCを利用する場合は、予約方法や購入方法、払戻しの規定などについて予め予習しておく必要があると強く感じました。

というわけで、最後に、今回の搭乗で「peach」に搭乗するにあたって注意しておきたいことを私なりにまとめてみました。

【peachを利用する上での注意点】

①予約・購入
「peach」には大きく分けて、「ハッピーピーチ」「ハッピーピーチプラス」の2種類の運賃があります。

■ハッピーピーチ
・受託手荷物:有料(1個1,050円)
・座席指定:スタンダードシート、ストレッチシート共に有料
(スタンダードシートは210円、ストレッチシートは840円)
・フライトの変更:有料(3,150円)
・フライトの取消:有料(お支払額の100%)
・払戻し:不可
・購入期限:搭乗日の2日前まで
■ハッピーピーチプラス
 ・受託手荷物:1個まで無料
・座席指定:スタンダードシートは無料、ストレッチシートは有料
(ストレッチシート指定料金:840円)
・フライトの変更:無料
・フライトの取消:有料(お支払額から1,050円差し引いた金額分を、ピーチポイントにて還元)
・払戻し:不可
・購入期限:フライトの1時間前まで

条件を見る限りでは、「ハッピーピーチプラス」の方が良さそうにも思えますが、両運賃の差額が数千円程ありますので、日程変更が無いことが確定している場合は、「ハッピーピーチ」に座席料金と受託手荷物料金をオプションでつける買い方で十分ですし、これに掛け捨ての旅行保険をかければ完璧だと思います。
尚、予約後の購入は、クレジットカード決済またはコンビニ決済・ピーチポイントによる支払いの3種類を選択することが出来ますが、このうちコンビニ決済を選択した場合は、予約後24時以内に決済する必要があります。(決済しない場合は自動キャンセルとなります。)
また、運賃の種別・決済方法の種別を問わず、決済時に支払手数料として210円別途かかります。

②搭乗
他社エアラインとは異なり、「peach」の搭乗手続きは、フライトの30分前(国際線は50分前)に締め切られます。
締切時刻を過ぎますと、予約・購入が無条件に自動キャンセルされますので、時間に余裕を見て空港に到着するようにしましょう。

③関西空港での搭乗手続き
公式HPでもリリースされていますが、関西空港の「peach」搭乗カウンターは、ターミナルビル内にはありません。
関西空港駅を挟んだターミナルビル向かいの商業施設「エアロプラザ」2階になりますので、ご利用の方は注意してくださいね。

「peach」はこれまでにない独自なシステムで運用しているLCCです。
私を含め、これまでに飛行機を利用してきた方にとっては、なかなか慣れないシステムですが、使い方を熟知すれば、これほど格安に移動出来る交通機関はないのでは?と思っています。
後は、利用者側がどこまで割り切るか、そしてエアライン側がどこまでしっかりと安全面を担保出来るかが今後の課題といえましょう。

今後就航予定のジェットスタージャパン、エアアジアジャパンを含め、今年の日本の航空業界は”LCC元年”とまで言われています。
日本にLCCが根付くかどうかは不透明な部分もありますが、いずれにしろ今年の日本の空はあらゆる意味で革命が起きそうな気がしてなりません。
果たして日本版LCCは成功するのか??今後の動向に注目したいと思います。


応援して頂けると嬉しいです。
↓  ↓  ↓  ↓
にほんブログ村 その他趣味ブログ バス(車)へ
にほんブログ村
人気ブログランキングへ

この記事をシェアする

コメント

コメントはありません。

down コメントを残す

管理人

Koji Suda(ひろしプロジェクト)

Koji Suda(ひろしプロジェクト)

自称「高速バスアドバイザー」。高速バス乗車回数900回以上(2016年12月現在)。バス・鉄道をはじめとする乗り物を追っかけて撮ったり、ブログやサイトの運営、バス関連本やネットニュースの原稿執筆、同人誌活動などを通じて、乗り物旅の素晴らしさを伝える活動を行っています。北海道札幌市在住。バスと鉄道とカレーと粉物が大好き。 [詳細]

folder 夜行バス

大分バス「トロピカル号」42174号車 乗車記
西鉄高速バス「桜島号」3913号車 乗車記 まもなく引退か? (2017年7月乗車分)
防長交通「萩エクスプレス」655号車 乗車記
鹿児島交通加世田バスターミナルを見てみる
西鉄高速バス「桜島号」夜行便4012号車 乗車記(2017年4月乗車分)
more...

folder 鉄道

第12回 日本モビリティ・マネジメント会議(jcomm) 参加レポート
JR九州「かわせみ やませみ4号」を見てみる(簡単な乗車記)
JR九州 BEC819系蓄電池式電車「DENCHA」を見てみる
出雲地区の一畑バスと一畑電車と出雲大社
熊本電気鉄道「01形電車」を見てみる
more...

folder 飛行機

ANAと名鉄バス「名古屋~新潟線」と伊予鉄「オレンジライナー」とJAC
福岡で見かけたバス達(西鉄バスなど)とJAC3595便
ANA系LCC「peach」新千歳関西線に乗ってみました。
more...

folder 交通系セミナー・勉強会・イベント

第12回 日本モビリティ・マネジメント会議(jcomm) 参加レポート
「第10回バスシンポジウムin釧路」に参加してきました。
北海道バスフェスティバル2016へ行ってきました
大分交通の夜行高速用106号車貸切乗車会に参加してきました。
大分交通が西工夜行車を使ったツアーの参加者を募集中です(中止となりました)
more...

folder バス車両紹介スライド・車内放送スライド

バス車両案内スライド その3 西武観光バス「ライオンズエクスプレス」
バス車両紹介スライド その2 西鉄高速バス「さぬきエクスプレス福岡号」
バス車両紹介スライド その1 名鉄バス「名古屋~松山線」
more...

folder 雑記

謹賀新年 2017
2016年もありがとうございました。
イカロス出版『秘境路線バスをゆく』にて執筆や撮影
謹賀新年 2016
2015年もありがとうございました。
more...

folder ブログ

2016年もありがとうございました。
夜行バス乗車記本「夜行バス紀行Vol.03」冬コミ(C89)で頒布します!
夜行バス乗車記本「夜行バス紀行Vol.03」頒布&先行予約のお知らせ
「夜行バス紀行 Vol.01」(小冊子)頒布のお知らせ
more...