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JR九州の観光列車「しんぺい2号」乗車記

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こんにちは。ひろしプロジェクトです。
いつもこのブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。

前回の続きになります。
前回の記事はこちらからどうぞ。
⇒ JR九州の観光特急「はやとの風2号」乗車記

鹿児島中央から特急「はやとの風2号」で吉松まで来ました。
更に肥薩線の旅が続きます。
吉松からは、こちらに乗車しました。↓

JR九州 「しんぺい2号」 吉松駅にて その1

JR九州 「しんぺい2号」 吉松駅にて その2

JR九州 「しんぺい2号」 吉松駅にて サイド
吉松~人吉間を結ぶ観光列車「いさぶろう・しんぺい号」です。
この列車、上りと下りとでは列車の愛称名が異なり、人吉→吉松は「いさぶろう号」、吉松→人吉は「しんぺい号」として運行されています。
初代の専用車両は座席の一部に畳を敷いたキハ31系でしたが、「はやとの風」登場に併せて専用車両が誕生。
「はやとの風」と同様、従来型の気動車の改造ではありますが、こちらも「はやとの風」に負けないエクステリアになっています。

「いさぶろう・しんぺい号」1号車の車内です。
JR九州 「しんぺい2号」 車内 その1

JR九州 「しんぺい2号」 車内 その2

同じく2号車の車内です。
JR九州 「しんぺい2号」 車内 その3

JR九州 「しんぺい2号」 車内 その4
見比べると分かると思いますが、車両中央部のカウンター部分の窓が1号車では拡大されています。
一方で2号車は拡大されていません。
この違いが1号車と2号車を見分ける最大のポイントかもしれません。

「いさぶろう・しんぺい号」は大半が指定席となっています。自由席部分は・・・・この区画↓しかありません。
JR九州 「しんぺい2号」 車内 その5

車内前方には、先頭部に取り付けられたカメラの映像を映し出す液晶テレビ↓が設置されています。
JR九州 「しんぺい2号」 車内 その6

その他にも「はやとの風」と同様にサービスコーナーや竹製のゴミ箱等も設置されていますが、車内を見た限りでは、「はやとの風」以上に「懐かしさ」を感じさせる車内の造りが非常に印象に残りました。

因みに「いさぶろう・しんぺい号」の車両についてですが・・・・・元々この「いさぶろう・しんぺい号」は1両単行での運行でした。しかし利用客数の増加で輸送力に限界が来た為、2004年10月に2号車が追加されています。
それでも利用客は増加傾向で、今春登場した「SL人吉号」人気の影響で週末には立席も目立つ様になって来た事から、来月(7月)に3両目の専用車両が登場する予定です。

車内を探検するうちに出発時間になり、11時42分、定刻に「しんぺい2号」は吉松駅を発車します。
山の中を13分程駆け抜け、最初に停車したのは真幸です。
真幸駅 駅名盤

この駅ですが、「真の幸せ」につながる縁起のいい駅名に因んで、ホームには「幸福の鐘」が設置されています。
真幸駅 幸福の鐘

そしてこの「真幸」駅は、肥薩線内で唯一宮崎県にある駅でもあるのです。

真幸停車中に「しんぺい2号」を撮影します。↓
JR九州 「しんぺい2号」 真幸駅にて

12時、真幸を出発。スイッチバック運転を行うために、来た方へ引き返す形で発車しました。
実は今回の旅がスイッチバック初体験。先ほど登ってきた線路を左に見ながら折り返し線に入って一旦停止、そこで運転士さんがブレーキハンドルを持って車内を移動し、再び反対向きに発車します。

先程まで停車していた真幸駅の駅舎が見えます。
真幸駅 駅舎

ここから更に山の中の線路を駆け抜けますが・・・・
矢岳第一トンネルの手前で日本三大車窓に数えられる絶景が広がります。
JR九州 「しんぺい2号」 車窓 その1
進行方向右側に見えてくるのですが・・・・・
こんな景色、今まで見た事がありません!!!
この景色を見た瞬間、「来て良かった!!!」と思いました。

列車はトンネルを抜け、肥薩線の中で最も標高の高い位置にある矢岳に到着します。
ここにはSLが保存してあります。
矢岳駅 SL展示館

矢岳駅 SL展示館内に展示のSL

そして駅舎も、「はやとの風」で立ち寄った嘉例川や大隈横川に負けず劣らずの「古めかしい雰囲気」を醸し出しています。
矢岳駅

矢岳駅 時刻表
この駅に降り立つと、時間の流れが止まったかの感覚に陥ります(笑)。

5分程停車し、12時24分、矢岳を発車します。
ここからは下り坂の連続になります。しかも人吉側の勾配が吉松側よりも急であるということもあってか、次の大畑駅との間にはループ線が設置されています。そしてそのループ線の途中にスイッチバック式の大畑駅があるという、日本でもここだけの珍しい存在。
今まで体験した事が無いだけに、ワクワクして来ます。
まずは「ループ線」の案内板がある場所で列車は一旦停止します。
うっそうと茂った木々のはるか下のほうに、これから下りていく大畑駅の線路が見えていました。↓
JR九州 「しんぺい2号」 車窓 その2

列車は次に、市房山・江代山の展望が開ける地点で停車サービスをしてくれます。ここの景色なんですが、地形的には日本一の車窓と同じ、奇数番号の席側のはずですが、ループ線の途中で回っている最中なので、正反対の偶数番号の席から見えるという、不思議な感覚に陥ります。
半径300メートルという急曲線を、ブレーキを軋ませながら更に下っていきます。
窓の外はひたすら緑。人の気配など全く感じられません。

やがて列車は、この線の建設で殉職した13名の方の慰霊碑を左に見ながら、大畑(おこば)へ入るためのスイッチバック折り返し線に進みます。真幸の時と同じく、運転士さんがブレーキハンドルを持って車内を移動し、反対向きに発車。今下りて来たループ線から分かれて12時41分、大畑に到着しました。
大畑駅 駅名盤

ここの駅舎は「名刺を貼ると出世する」と言われているらしいのですが・・・・・北海道の幸福駅に似た雰囲気が。
大畑駅 駅舎内

大畑での「しんぺい2号」の一コマです。
JR九州 「しんぺい2号」 大畑駅にて

12時44分、大畑を発車します。
ここで再び向きが変わり、ループ線に戻るとすごい下り坂を怖いくらいのスピードで駆け下りていきます。
最高地点の矢岳駅と終点人吉駅との標高差は430メートルもあるとか。
逆に「いさぶろう号」はこの高低差をエンジン音を唸らせながら上っていくのでしょうね。

やがて周囲の景色が開け、ゆったりと流れる球磨川を渡ると、12時56分、終点の人吉駅2番ホームに到着しました。

僅か1時間15分程の列車の旅でしたが、次から次へと見所が目白押しで、指定された席に座る暇も無い位でした(笑)。
鉄道に詳しい方は勿論、鉄道に詳しくない人も十分に楽しめる列車だと思います。
是非一度乗ってみては如何でしょうか?
この列車、お勧めです!!!!

この後、私は熊本と博多へ向かうべく、すぐさま乗り換えるのですが・・・・
この続きはまた次回。

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Koji Suda(ひろしプロジェクト)

Koji Suda(ひろしプロジェクト)

自称「高速バスアドバイザー」。高速バス乗車回数900回以上(2016年12月現在)。バス・鉄道をはじめとする乗り物を追っかけて撮ったり、ブログやサイトの運営、バス関連本やネットニュースの原稿執筆、同人誌活動などを通じて、乗り物旅の素晴らしさを伝える活動を行っています。北海道札幌市在住。バスと鉄道とカレーと粉物が大好き。 [詳細]

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